2022年9月9日(金)公開の映画【百花(ひゃっか)】は、川村元気監督、菅田将暉・原田美枝子主演のヒューマンドラマ。
公開早々、心を揺さぶる繊細なストーリーが話題となった映画【百花(ひゃっか)】のキャストやあらすじ、動画配信情報など見どころをたっぷり紹介していきます!
-
CHECK映画【マイ・ブロークン・マリコ】キャストやあらすじ、原作漫画、動画配信情報など見どころ紹介!永野芽郁・渾身の作品!
2022年9月30日(金)公開の映画【マイ・ブロークン・マリコ】は、平庫ワカ氏による話題の漫画が原作。今回は映画【マイ・ブロークン・マリコ】のキャストやあらすじ、原作漫画、動画配信情報など見どころをた ...
続きを見る
-
CHECK映画【こんな夜更けにバナナかよ】キャストやあらすじ、動画配信情報など紹介!大泉洋×三浦春馬×高畑充希の感動映画!
2018年に公開された映画【こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】。インパクトのあるタイトルと、笑いと涙の感動の実話をもとにした作品で注目を浴びました。大泉洋×三浦春馬×高畑充希で送る映画【こんな夜更 ...
続きを見る
おすすめタグ 新作・準新作映画 / ヒューマンドラマ / 小説が原作(邦画)
映画【百花(ひゃっか)】の作品概要
- 公開|2022年9月9日(金)
- 監督|川村元気
- 脚本|平瀬謙太朗、川村元気
- キャスト|菅田将暉、原田美枝子、長澤まさみ、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴、永瀬正敏ほか
- 原作|小説『百花』/川村元気
- 主題歌|『Hello,I am KOE』/KOE
映画【百花(ひゃっか)】のあらすじ
母がまた、遠くに行ってしまいそうな気がした。
公式サイト
あの時と、同じように――
親子とは? 愛とは? 人の記憶の正体とは?
記憶という謎に挑み、現代に新たな光を投げかける、感動作が誕生する――
レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)と、ピアノ教室を営む母・百合子(原田美枝子)。
ふたりは、過去のある「事件」をきっかけに、互いの心の溝を埋められないまま過ごしてきた。
そんな中、突然、百合子が不可解な言葉を発するようになる。
「半分の花火が見たい・・・」
それは、母が息子を忘れていく日々の始まりだった。
認知症と診断され、次第にピアノも弾けなくなっていく百合子。
やがて、泉の妻・香織(長澤まさみ)の名前さえ分からなくなってしまう。
皮肉なことに、百合子が記憶を失うたびに、泉は母との思い出を蘇らせていく。
そして、母子としての時間を取り戻すかのように、泉は母を支えていこうとする。
だがある日、泉は百合子の部屋で一冊の「日記」を見つけてしまう。
そこに綴られていたのは、泉が知らなかった母の「秘密」。あの「事件」の真相だった。
母の記憶が消えゆくなか、泉は封印された記憶に手を伸ばす。
一方、百合子は「半分の花火が見たい…」と繰り返しつぶやくようになる。
「半分の花火」とはなにか?
ふたりが「半分の花火」を目にして、その「謎」が解けたとき、息子は母の本当の愛を知ることとなる――― 。
映画【百花(ひゃっか)】の登場人物・キャスト
- 葛西泉・・・菅田将暉
- 葛西百合子・・・原田美枝子
- 葛西香織・・・長澤まさみ
- 大澤哲也・・・北村有起哉
- 永井翔太郎・・・岡山天音
- 田名部美咲・・・河合優実
- 佐藤雅之・・・長塚圭史
- 関綾乃・・・板谷由夏
- 工藤恵・・・神野三鈴
- 浅葉洋平・・・永瀬正敏
映画【百花(ひゃっか)】の動画配信情報
※一部レンタル・購入の場合あり。
※2023年3月時点の情報です。最新の配信情報は各VODサービスにてご確認下さい。
-
CHECK映画【グーグーだって猫である】キャストやあらすじ、原作、動画配信情報など見どころ紹介!心温まる犬童一心監督作品!
2008年公開の映画【グーグーだって猫である】は、大島弓子氏によるエッセイ漫画を基にしたオリジナルストーリー。今回は心温まる犬童一心監督映画【グーグーだって猫である】のキャストやあらすじ、原作、動画配 ...
続きを見る
-
CHECK映画【火花】キャストやあらすじ、動画配信情報など紹介!菅田将暉・桐谷健太だけじゃない!2丁拳銃・修士の演技が良い!
映画【火花】は第153回芥川賞受賞作である又吉直樹の同名小説が原作。「お笑い」の夢を追いかける若者のエネルギーと葛藤を描いた作品で、美しく儚い「青春の刹那」が印象的です。今回は、映画【火花】のキャスト ...
続きを見る
映画【百花(ひゃっか)】の見どころ
ずばり、映画【百花(ひゃっか)】の見どころを簡単にまとめてみました!
- 少しずつ記憶を手放していく母・百合子の姿
- 親子の過去にはある「事件」による溝が…
- 掠れていく記憶の中、百合子がむき出しにしていく「望み」の意味
- 人間の記憶の不思議
- 原田美枝子の存在感がこの作品の柱
「記憶」をテーマにした映画は国内外問わず多くありますが、これほどリアルに感情移入できた作品は無かったように思います。わざとらしいドラマチックさは一切なく、個人的にはとても好感が持てました。
とにかく原田美枝子の演技が素晴らしく、徐々に記憶を失い変わっていく百合子の姿には胸を掴まれました。いつかは、誰もがそうなるかもしれないし、自分じゃなくとも大切な人がそうなるかもしれない…。色んな意味で「もし自分だったら」と想像せずにはいられませんでした。
映画【百花(ひゃっか)】百合子が手放さなかった「思い出」とは…!?
私の祖母もなくなる数年前から認知症になり、家族皆が色んな感情を抱えた時間がありました。本人はとても純粋な瞳で私たちを見つめ、その時々の言葉や感情をぶつけてきます。人の記憶の「不思議」に魅せられた瞬間でもあったわけで、10年以上経った今でもその光景を覚えています。
少しずつ記憶を手放していく母親と、そのこぼれた記憶を必死に拾い集めようとする息子。
エンターテインメント作品として仕立て上げられたようなわざとらしさの無い、潔いくらいに小ざっぱりした演出が逆にとてもリアルで詩的に感じられる、印象的な 作品です。