映画【海街diary】は、映画【そして父になる】(2013)の是枝裕和監督の作品。鎌倉を舞台に繰り広げられる四姉妹の優しく美しい絆の物語に、国内外の多くの人が魅了されました。今回は映画【海街diary】のキャストやあらすじ、ロケ地、動画配信情報など見どころをたっぷり紹介していきます!
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おすすめタグ 新作・準新作映画 / ヒューマンドラマ / 是枝裕和
映画【海街diary】の作品概要
- 公開年|2015年
- 監督| 是枝裕和
- キャスト| 綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、大竹しのぶ、堤真一、風吹ジュン、リリー・フランキー、樹木希林、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史(レキシ)、坂口健太郎、前田旺志郎、キムラ緑子ほか
- 原作|漫画「海街diary」/吉田秋生(小学館)
映画【海街diary】のあらすじ
両親を許せない長女と、自分を許せない四女。
それぞれの想いを抱えながら、四人が本当の家族になっていく一年間の物語。
まぶしい光に包まれた夏の朝、鎌倉に住む三姉妹のもとに届いた父の訃報。十五年前、父は家族を捨て、その後、母(大竹しのぶ)も再婚して家を去った。父の葬儀で、三姉妹は腹違いの妹すずと出会う。三姉妹の父を奪ったすずの母は既に他界し、頼りない義母を支え気丈に振る舞う中学生のすずに、長女の幸は思わず声をかける。「鎌倉で一緒に暮らさない?」しっかり者の幸と自由奔放な次女の佳乃は何かとぶつかり合い、三女の千佳はマイペース、そんな三姉妹の生活に、すずが加わった。季節の食卓を囲み、それぞれの悩みや喜びを分かち合っていく。しかし、祖母の七回忌に音信不通だった母が現れたことで、一見穏やかだった四姉妹の日常に、秘められていた心のトゲが見え始める・・・。
公式サイト
映画【海街diary】の登場人物(キャスト)
香田家の四姉妹
- 綾瀬はるか(三姉妹の長女:香田幸役)
- 長澤まさみ(三姉妹の次女:香田佳乃役)
- 夏帆(三姉妹の三女:香田千佳役)
- 広瀬すず(三姉妹の異母妹:浅野すず役)
四姉妹の恋人たち
- 堤真一(医師・幸の恋人:椎名和也役)
- 池田貴史(千佳の恋人:浜田三蔵役)
- 坂口健太郎(佳乃の恋人:藤井朋章役)
四姉妹の親族
- 大竹しのぶ(三姉妹の母:佐々木都役)
- 樹木希林(大船の大叔母:菊池史代役)
四姉妹が通うなじみの店の人々
- 風吹ジュン(海猫食堂の店主:二ノ宮さち子役)
- リリー・フランキー(山猫亭の店主:福田仙一役)
その他
- 加瀬亮(佳乃の上司:坂下美海役)
- 鈴木亮平(すずが所属する少年サッカーチーム・湘南オクトパスの監督:井上泰之役)
- 前田旺志郎(湘南オクトパスの選手ですずのクラスメイト:尾崎風太役)
- キムラ緑子(幸が務める病院の看護師長:高野日出子役)
映画【海街diary】の動画配信情報
※一部レンタル・購入の場合あり。
※2022年9月時点の情報です。最新の配信情報は各VODサービスにてご確認下さい。
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映画【海街diary】のロケ地
映画【海街diary】は鎌倉が舞台。撮影は鎌倉をメインに、日本各地で行われています。四姉妹が暮らす家は鎌倉市にある一般家屋が使われたそうです。そして「極楽寺駅」が最寄。風情を残す江ノ電がゆったりと走り、ノスタルジー漂う素敵な街ですよね!作品の中で印象的なシーンと言えばすずと風太が桜並木の中自転車で走り抜ける場面。透明感のある広瀬すずの表情と、満開の桜、風に乗って桜の花びらが舞い降りるとても美しいシーンです。この桜並木のある公園の撮影は、実は静岡県沼津市にある「愛鷹広域公園」で行われています。
そして、四姉妹が通うなじみの「海猫食堂」。のんびりとした雰囲気のいかにも「地元感」が溢れる素敵な場所ですよね!こちらの撮影は江ノ島にある「文佐食堂」で行われました。作品と同じように地元民から愛される温かな雰囲気の食堂です。そして、映画のラストで四姉妹が一緒に歩いていた浜辺は、稲村ヶ崎の海岸が撮影場所として使われました。すずを愛おしそうに見つめる幸・佳乃・千佳の笑顔がとても優しく印象的なラストシーンでしたね!
映画【海街diary】の原作
映画【海街diary】の原作は、吉田秋生による同名漫画(小学館)。異母妹を迎え四姉妹として鎌倉でささやかに暮らす日々を、切なくも美しく綴った作品。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013、第61回小学館漫画賞(一般向け部門)を受賞し、高い評価を得ています。
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映画【海街diary】の見どころ
四姉妹それぞれが向き合う「家族」という絆
香田家の四姉妹は一見個性もバラバラですが、すずを家族として迎え入れる時や、姉妹の誰かが困っている時などは自然と同じベクトルで団結します。学校や仕事、恋愛などの場面で感じたことが、それぞれを成長させ、四姉妹(家族)への想いに還元されていく・・・。作品の中の四姉妹を見ていて、彼女たちの根底に育っていくそんな「絆」を感じました。
ささやかに日々の暮らしを重ねていく尊さ
四姉妹が送る何気ないささやかな「暮らし」。食事や掃除、庭作業など、家族の暮らしに当たり前に流れるそんな「時間」が、とても丁寧に描かれています。祖母の代から受け継ぐ梅酒を大事に飲みながら、毎年新しい梅酒を作る場面など、観ている人が「実家にもこういうのあったな~」とどこか懐かしく共感する描写も。家族というもののちょっとした「リアル」がたくさん詰まっていて、その温かみが作品全体の穏やかな雰囲気を支えています。
父が残してくれた、「すず」という宝物
幸・佳乃・千佳にとって、父親は「良い人だけどダメな人」。家族を捨てた彼が、「異母妹」という宝物を残してくれたという矛盾も、この穏やかな時間のおかがで自然と受け入れることができたのだと思います。そして、姉3人が深い懐ですずを受け入れたことで、何かと抱えがちな性格のすずもやがて本音を言えるようになっていきます。ゆっくり、穏やかに「家族」になっていく様子がとても心地よかったです。
映画【海街diary】穏やかな時間の中で輝く四姉妹の心の機微に感動する!
映画【海街diary】は、‟是枝作品”らしい「穏やかさ」が滲み出ていて、観ていて心が洗われる作品でした。多くの人が「こんな姉妹がいたら・・・!!」と羨ましくなる程仲睦まじい四姉妹でしたよね!喜びも悲しみもそっと分かち合う優しい「絆」の物語が、鎌倉という風情ある街に見事に溶け込んでいました。原作を読んだことがない人ももちろん、まだ観たことがない人はぜひこの機会に観てみてください!