2020年10月11日(日)よりスタートしたアニメ【憂国のモリアーティ】。19世紀末のロンドンを舞台に、ホームズの宿敵・モリアーティを主役とした異色のダーク・サスペンスが展開されます。今回はアニメ【憂国のモリアーティ】第4話のあらすじと見どころをたっぷり紹介していきます！（※ネタバレ注意！）
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アニメ【憂国のモリアーティ】の作品概要
- 放送時期｜2020年10月～12月
- 監督｜野村和也
- シリーズ構成・脚本｜雑破業
- 声優｜斉藤壮馬、佐藤拓也、小林千晃、日野 聡、上村祐翔、古川 慎ほか
- 原作｜漫画『憂国のモリアーティ』／（原案：コナン・ドイル、構成：竹内良輔、漫画：三好輝）
- オープニング曲、エンディング曲｜『DYING WISH』
／畠中祐、『ALPHA』
アニメ【憂国のモリアーティ】4話「希少な種」のあらすじ
画像元：公式サイト
赴任先の大学近くに移住したウィリアムたちは、領主のベルファー子爵から晩餐に招かれる。贅を尽くした食事の後に案内された子爵自慢の温室には、希少な植物が集められていた。植物の世話を任されているのは庭師のバートンという男。ウィリアムは、彼の妻のミシェルが子爵を深く恨んでいると聞いたことを思い出す。しかし子爵に横柄な態度で頤使されても、バートンはただ黙々と従っていて…。
脚本：雑破 業／絵コンテ：青井小夜／演出：板庇 迪／作画監督：香田知樹、野間千賀子
引用元：公式サイト
アニメ【憂国のモリアーティ】の登場人物（キャラクター）・声優
アニメ【憂国のモリアーティ】の動画配信情報
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アニメ【憂国のモリアーティ】4話「希少な種」の見どころ
画像元：公式サイト
ベルファー子爵への恨み
ベルファー子爵邸の庭師、バートンとその妻のミシェル。ある大雨の夜、熱が下がらない息子のために、子爵の主治医に診てもらえるよう懇願する。しかし子爵は、「貴様らのような下等種がどうなろうと知ったことではない」と断られる。そしてこれ以上子爵の手を煩わせるならば…という恫喝に屈したバートンは、なお子爵にお願いしようとするミシェルを制し、夫婦は子どもを失った。ミシェルは子爵への恨みはもちろん、子爵の言いなりになったバートンのことも恨むようになってしまった。ウィリアムたちが移住してきたダラムという町はそのベルファー子爵の領内だった。引っ越してきたばかりのウィリアムたちは、歓迎のため子爵邸へ招かれる。
バートンの葛藤
子爵との晩餐の際、彼が「キニーネ」という薬を服用していることを知るモリアーティ三兄弟。薬の原材料である植物も子爵邸で育てていると聞き、彼の道楽である温室へも案内される。希少な種類の植物だらけだったが、庭師・バートンの仕事のおかげでどれも綺麗に手入れが行き届いていた。しかし子爵は下級民への差別思想が根深く、バートンへの扱いも決して良いものではなさそうだった。バートンが仕事を終え帰宅すると、相変わらず心が壊れてしまったミシェルの姿があり、彼は葛藤していた。酒場で一人で飲んでいると、ウィリアムから声を掛けられる。貴族であるウィリアムに対して、最初は素っ気ない態度を取るバートン。しかし、会話をするうちに、子爵への恨みの感情が膨らんでいき…。
復讐のグレープフルーツ
自身の息子を見殺しにされた子爵への恨みと、何もできなかった自分自身への怒りに苛まれていたバートンに、ウィリアムが「復讐」の提案をする。再度子爵邸を訪れたモリアーティ三兄弟は、手土産にある果物を持参する。温室での茶会にその果物を使ったマーマレードが並び、子爵はその美味しさに驚く。その果物は、子爵の温室にもある「グレープフルーツ」だった。搾りたてのジュースも美味しいと勧め、ウィリアムたちが囲むテーブルのそばでその準備を進めていたのは、バートンとミシェル夫妻だった。
呑気に菓子を食べ進める子爵の笑い声に、フルーツをカットしていたミシェルはとうとうそのナイフを子爵に向けてしまう。怒り叫ぶ妻を必死に止めるバートン。突然のことで驚き、息が苦しくなる子爵に、ウィリアムは「キニーネ」を、バートンは搾りたてのグレープフルーツジュースを差し出す。夫妻に対して怒りが収まらない子爵。ウィリアムたちは夫妻を一旦帰し、再びテーブルにつく。すると、怒り狂っていた子爵の視界が歪み、床に倒れる。グレープフルーツに含まれる成分が「キニーネ」と大きく作用し、急激な血圧低下を催したのだ。医者を呼んで欲しいと言う子爵に、ウィリアムは「かつて同じように窮地に陥った者たちに自分が何を言ったか覚えているか」と囁く。子爵はようやくこの事態が最初から仕組まれていたことに気付くが時すでに遅し。ウィリアムたちは子爵に罰を下したのだった。
クイーンメアリーズガーデンでの庭師の仕事につけるよう、アルバートはバートンに紹介状を渡していた。旅立つ夫妻を見送るモリアーティ三兄弟。同じ「罪」を背負うことで絆を取り戻した夫妻の姿に、ウィリアムたちもまた、自分たちの「絆」を思い出していた…。
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アニメ【憂国のモリアーティ】4話「希少な種」の感想・まとめ
いかがでしたか？今回の「希少な種」のエピソードは、原作とは少し違ったアレンジがされていましたが、うまくまとまっていましたね。「復讐」という名のもとに成立する絆は、どういう結末を迎えるのか…。バートンとミシェル夫妻の姿に、ウィリアムたちの儚い未来も重なり考え深いラストでした。次回はついにモランが登場する「橋の上の踊り子」のエピソード！原作の中で個人的に大好きな部分で、とても楽しみです！次回第5話もぜひお見逃しなく！