その“運命の3日間”に、何が起こっていたのか——。
2020年公開の映画【ミッドウェイ】。今回は、【インデペンデン・スデイ】などでも知られる巨匠、ローランド・エメリッヒ監督が第二次世界大戦のターニングポイントとなった“ミッドウェイ海戦”をリアルに描く渾身の戦争映画【ミッドウェイ】のキャストやあらすじ、動画配信情報など見どころをたっぷり紹介していきます!


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映画【ミッドウェイ】の作品概要
映画【ミッドウェイ】のあらすじ

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1941年12月7日(日本時間12月8日)歴史が大きく動いた──ハワイ諸島、真珠湾(パールハーバー)に停泊していたアメリカ海軍の艦隊が、日本軍の艦上機部隊によって急襲されたのだ。大将山本五十六(豊川悦司)の命により、南雲忠一中将(國村隼)や山口多聞少将(浅野忠信)らの空母機動部隊が、奇襲攻撃を仕掛けたのだった。ハルゼー提督(デニス・クエイド)率いる空母エンタープライズが報せを受け、パイロットたちが日本艦隊を追うが、既にその姿はなかった。カリスマパイロットとして一目置かれているディック・ベスト(エド・スクライン)らは真珠湾に帰港し、その惨状を目の当たりにして愕然とする
兵力とプライドに大打撃を受けたアメリカ軍は、士気を取り戻し、日本に反撃するため、太平洋戦域の新たな総司令官に、ニミッツ大将(ヴディ・ハレルソン)を任命する。ニミッツは着任早々、情報将校のレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)に、「山本大将の考えを読み、彼の次の動きを教えろ」と命じるのだった。
1942年2月1日(日本時間2月2日)アメリカ軍はマーシャル諸島の日本軍基地を爆撃、ディックの活躍で基地を破壊することに成功する。さらに4月18日にはドゥーリトル中佐(アーロン・エッカート)が指揮する爆撃隊が東京などを空襲し、日本にダメージを与える。山本は本土を危険にさらしたことに焦りを覚えながらも、山口の進言を受けて空母を珊瑚海へと進める。それを察知したエンタープライズの追撃をかわし、5月8日、日本はアメリカ空母レキシントンの撃沈に成功した。一進一退の攻防の中、レイトン少佐が統括する戦闘情報班が、日本の通信を傍受して暗号を解読、日本の次なる目的地は“ミッドウェイ”だと判明する。情報戦では一歩先を行ったアメリカだが、日本軍は空母4隻、航空機250機以上、後方には山本が乗った世界最大の戦艦〈大和〉も控え、今や世界から「無敵」と恐れられていた。対するアメリカ軍は、限られた戦力をかき集めて、ミッドウェイの北東に空母3隻を配置し、潜水艦で前哨線を設け、ミッドウェイの基地にも戦闘機や爆撃機を配備して守りを固めた。
6月4日(日本時間6月5日)、山本の令により、南雲中将、山口少将ら日本軍の艦上機隊がミッドウェイへ向けて出撃し、銃爆撃の雨を降らせていく。一方、空母エンタープライズからも艦上機隊が日本艦隊へ向けて出撃、海中では潜水艦が、待ち伏せを仕掛けていた。そんな中、日米両軍が兵力と知力のすべてを注いだ、両国共に絶対に負けられない海戦は、最も重要な局面へと突入する──!
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映画【ミッドウェイ】の登場人物・キャスト

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映画【ミッドウェイ】の動画配信情報

※2021年7月時点の情報です。最新の配信情報は各VODサービスにてご確認下さい。
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映画【ミッドウェイ】監督はあの巨匠、ローランド・エメリッヒ!

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今回、映画【ミッドウェイ】のメガホンをとったのは【インデペンデン・スデイ】や【デイ・アフター・トゥモロー】
などで知られる巨匠、ローランド・エメリッヒ監督。ハリウッドで活躍するドイツ出身の映画監督で、SFやアクションなど大胆でエネルギッシュな作品を多く生み出し、世界から高い評価を得ています。
映画【ミッドウェイ】なぜ「ミッドウェイ海戦」は語り継がれるのか

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映画【ミッドウェイ】で描かれるのは、第二次世界大戦において分岐点だったと語り継がれる「ミッドウェイ海戦」。1942年6月、それまで連戦連勝だった日本の海軍機動部隊がことごとく壊滅的な打撃を受け、これをきっかけに日本軍が敗退への道をたどることになったとされています。
エメリッヒ監督はこのミッドウェイ海戦を、ただの‟日本による真珠湾攻撃へのリベンジ戦”のようなアメリカ寄りの表現はせず、緻密なリサーチのもと日米両者の視点で丁寧に描きました。戦いに身を投じた兵士たちは、自身が信じる「正義」を胸にその瞬間を必死に生きていたはずだ、という監督の敬意が伝わってきます。
映画【ミッドウェイ】の見どころ

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ずばり、映画【ミッドウェイ】の見どころを簡単にまとめてみました!
さすが、「ハリウッドの破壊王」と言われるエメリッヒ監督。戦闘や爆撃のシーンの映像は思わず息をのむほど迫力満点。陸、空、海とそれぞれのステージで展開される緊迫の戦闘は臨場感がとてつもないのです。
そして。この映画【ミッドウェイ】は、エメリッヒ監督が史実に沿って描くことにこだわって作り上げた作品。結末へ向けての生々しいカウントダウンを、観客も一緒に味わうことができます。
家族や恋人、仲間、そして国のために戦った日米の男たち。第二次世界大戦の結末へ向けて大きく運命を変えることになった「3日間の真実」に立ち会うことができる作品です。
映画【ミッドウェイ】今までの戦争映画とは全く違う!?巨匠エメリッヒが込めた思いとは?

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「戦争」がどんどん遠い過去のものになっていく中、今このタイミングでこれだけ緻密なリサーチの上に製作された映画【ミッドウェイ】は私たちにとても大切なメッセージを伝えてくれます。第二次世界大戦の結末へと命運を分けるターニングポイントとなった海戦、その運命の3日間で何が起こったのか・・・。作品から浮かび上がるエメリッヒ監督が込めた思いに、ハッとさせられました。
戦争においてそもそも「勝敗」とは何なのか。始まってしまった戦いにおいて、両者ともその志は同じなのです。大切な人を守るため、そして自分が生きる国のために覚悟を決めて戦った男たちの計り知れない葛藤に、私たちはきっと多くを学ぶはずです。
巨匠、ローランド・エメリッヒが敬意をもって俯瞰的に「戦争」を描いたこの作品は、多くの戦争映画の中でも特別な価値があるものだと思います。
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